【6月28日 AFP】(記事更新)女子サッカーW杯カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)は27日、準々決勝が行われ、前回覇者の日本は岩渕真奈(Mana Iwabuchi)が終盤に決勝点を奪い、オーストラリアを1-0で破り、準決勝に進出した。

 22歳の岩渕は後半42分、無得点が続いた試合の均衡を打破し、チームをベスト4に導いた。

 日本は7月1日に行われる準決勝で、開催国カナダもしくはイングランドと対戦する。そしてその勝者は、6月30日に行われるもう一つの準決勝、ドイツ対米国の勝者と決勝で対戦する。

 アジアのライバル同士の激突となったコモンウェルス・スタジアム(Commonwealth Stadium)での一戦は、日本が序盤から得点チャンスを作ったものの、両チーム無得点のまま前半を終えた。

 日本は前半22分、クロスに走り込んだ大野忍(Shinobu Ohno)が至近距離から放ったシュートは枠を外れ、同33分には宮間あや(Aya Miyama)が得点を狙うも、シュートはオーストラリアのGKリディア・ウィリアムズ(Lydia Williams)に弾かれた。

 そして迎えた後半、オーストラリアは阪口夢穂(Mizuho Sakaguchi)のミスから絶好のチャンスを迎えたが、サマンサ・カー(Samantha Kerr)のシュートはGK海堀あゆみ(Ayumi Kaihori)がセーブした。

 なでしこは前半から引き続きゴールに迫ったものの、大儀見優季(Yuki Ogimi)、宮間のシュートは得点につながらなかった。

 すると佐々木則夫(Norio Sasaki)監督は後半27分、大野に代えて岩渕を投入した。そして岩渕は試合終盤、岩清水梓 (Azusa Iwashimizu)のシュートがブロックされたこぼれ球を至近距離から押し込み、試合を決定づけた。(c)AFP