【6月25日 AFP】2013年4月の米ボストン・マラソン(Boston Marathon)爆破事件の実行犯、ジョハル・ツァルナエフ(Dzhokhar Tsarnaev)被告(21)に対し、米マサチューセッツ(Massachusetts)州ボストン(Boston )連邦地裁のジョージ・オトゥール(George O'Toole)判事は24日、死刑判決を正式に言い渡した。

 5月15日に同地裁の12人からなる陪審団は、全員一致で死刑の評決を下していた。24日の公判でツァルナエフ被告は事件以後初めて公に発言し、「私はこの場で犠牲者と家族の方々に謝罪いたします」 「私は罪を犯しました。このことについて疑いはありません」 と述べ、犠牲者とその遺族に謝罪した。

 暗い色のブレザーを着たツァルナエフ被告は、「私が奪った命、私が与えた苦しみと損害に対し、申し訳なく思っています」と述べた。

 ツァルナエフ被告と兄のタメルラン・ツァルナエフ(Tamerlan Tsarnaev)容疑者(死亡)は、ボストン・マラソンのゴール地点で2度の爆破を実行。2001年9月11日の米同時多発テロ事件以降、米本土で発生した中で最悪規模の事件の一つだった。(c)AFP