【6月22日 AFP】男子テニス、エイゴン選手権(AEGON Championships 2015)は21日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が6-3、6-4で南アフリカのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson)に勝利し、歴代最多に並ぶ4度目の大会制覇を果たした。

 マレーは、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)の前哨戦となるエイゴン選手権で、オープン化以降の最多優勝を誇るボリス・ベッカー(Boris Becker)氏、ジョン・マッケンロー(John McEnroe)氏、アンディ・ロディック(Andy Roddick)氏、レイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt、オーストラリア)に肩を並べた。

 今季は、クレー開催のBMWオープン(BMW Open 2015)とマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2015)を制しているマレーだが、グラス(芝)シーズンに移行して最初の大会でシーズン3勝目を挙げると、4月に挙式して以降、絶好調を維持している。

 ツアー通算34個目のタイトルを獲得したマレーだが、グラスコートでは2013年の歴史的なウィンブルドン制覇以来となる、通算6度目の優勝を飾った。

 2年前にエイゴン選手権とウィンブルドンで優勝し、トップ選手の地位を不動のものにしたマレーは、ウィンブルドンの本戦開幕を8日後に控え、1時間4分で決勝戦に勝利した。

 マレーは、「一週間の中でどんどんプレーが向上した。今日は何度か良いショットがあったし、勝つためには必要なことだった」と振り返った。

「グラスのタイトルを獲得してからウィンブルドンに臨みたいからね。2013年よりも良いプレーができたけど、こういう大会で優勝するのは本当に難しい」

 対戦相手のアンダーソンは、「アンディはものすごい選手だ。ここで彼と対戦するのはタフだったけど、この経験をプラスに生かしたい」としている。