【6月21日 AFP】リビア東部の都市ダルナ(Derna)で20日、武装組織がイスラム教過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」の拠点を攻撃し、数十人を殺害した。国営リビア通信(LANA)が伝えた。

 ダルナではここ1週間以上にわたり「ダルナ聖戦士評議会(Mujahedeen Council of Derna)」を名乗る武装組織が、ダルナを拠点とするIS系組織に対する攻撃を続けている。

 LANAによると20日朝、武装グループがダルナ東部ファタ(Fataeh)地区からISを掃討する作戦を実行し「IS側に数十人の死者が出た」という。

 ISは2014年末からダルナで強い存在感を示していたが、LANAはファタ地区について「ダルナにあるIS最後の拠点」と報じており、既にISは市内の他の地域からは撤退していることを示唆している。

 LANAは、国際社会が認知していないリビア暫定政府に関連する報道機関。(c)AFP