ユーロ圏財相会合、ギリシャ問題で合意なし 22日に緊急首脳会談へ
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【6月19日 AFP】ギリシャの債務問題をめぐる協議のこう着状態を打開するため、ルクセンブルクで18日に開かれたユーロ圏財務相会合は、何の合意にも至れず物別れに終わった。これに先立ち国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)は、今月末の返済期限を守り債務不履行(デフォルト)を回避する上で、ギリシャに猶予は一切与えられないと警告していた。
会合では、壊滅的な影響をもたらしかねないギリシャのユーロ圏離脱阻止につながる改革案について話し合われたが、突破口を見出すことはできなかった。これにより、ギリシャのデフォルト危機はますます現実味を帯びてきた。ある情報筋はAFPに対し、この結果を「悲劇的」と形容した。
これを受けて欧州理事会(European Council)のドナルド・トゥスク(Donald Tusk)常任議長(EU大統領)は直ちに「ギリシャ問題を首脳レベルで緊急協議すべき時が来た」と述べ、22日にベルギー・ブリュッセル(Brussels)でユーロ圏19か国の緊急サミットを開催すると発表した。(c)AFP/Alex PIGMAN