ステンソンとジョンソンが首位発進、全米オープン
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【6月19日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、第115回全米オープン選手権(2015 US Open Championship)は18日、ワシントン(Washington)州ユニバーシティープレース(University Place)のチェンバーズベイGC(Chambers Bay Golf Course)で開幕し、ヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson、スウェーデン)とダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)が5アンダーで首位発進した。
タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が大きくスコアを崩した初日、これまでメジャー大会初制覇にあと一歩まで迫りながらも逃しているステンソンとジョンソンは、午前中の完璧なコンディションを最大限に利用し、後続に1打差をつけてトップに立った。
4アンダーの単独3位にはパトリック・リード(Patrick Reed)、3アンダーの4位タイにはマット・クーチャー(Matt Kuchar)、ベン・マーティン(Ben Martin)、そしてアマチュア選手のブライアン・キャンベル(Brian Campbell)が並び、米国勢がリーダーボードの上位を独占している。
第79回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2015)覇者のジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)は、序盤こそスコアが伸び悩んだものの、11番から3連続バーディーを奪うなど、2アンダーを記録して7位タイの好位置につけた。
スピースと同じ7位タイグループには、オーストラリアのジェイソン・デイ(Jason Day)、スコットランドのマーク・ウォーレン(Marc Warren)、米国のジェイソン・ダフナー(Jason Dufner)ら計7人が並んでいる。
世界ランク1位の優勝候補ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は、4ボギーをたたくなど、2オーバーの52位タイと出遅れた。
リッキー・ファウラー(Rickie Fowler、米国)は、同組のウッズを下回る11オーバーの155位に沈み、メジャー大会初制覇の望みが打ち砕かれている。
ウッズの宿敵で、全米オープン初制覇を目指す45歳のフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)は、1アンダーの14位タイというまずまずの位置につけた。
コンディション次第で総距離が7300から7700ヤードに及ぶチェンバーズベイGCは、伝統的な全米オープンのコースというよりも全英オープン(The Open Championship)のリンクスに近く、砂丘やバンカー、打球が弾む起伏が激しいフェアウェー、深いラフ、そして打球が止まらないグリーンが連なっている。
しかし、全英オープンの名門コースとは異なり同コースの高低差は激しく、1番ホールと18番ホールはパー4とパー5のどちらにも設定を変更することが可能で、ティーグラウンドも奇妙な傾斜が特徴となっている。(c)AFP/Allan KELLY