座りっぱなしの生活に警鐘、立ったまま生活を フィンランド
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【6月18日 AFP】時には立ったまま食事をした方がよい──フィンランドの保健省は17日、座りっぱなしの生活に起因する健康問題への取り組みとして、このような呼びかけを行った。
「Sit Less, Feel Better(座ることを減らせば、気分がより良くなる)」と銘打たれたキャンペーンで同国の保健省は、「大抵のことは、座っていなくても、立ったままや歩きながらでもできる。新聞を読んだり、食事をしたり、コーヒーを飲んだり、テレビを見たり、これらは立ったままでできることだ」と説明している。
現代社会では、座りっぱなしの生活を送る人が増えているが、このような生活スタイルをめぐっては、筋骨格系の障害や循環器疾患、肥満への関連が指摘されている。
この風潮に同国保健省は懸念を表明し、「1日に7時間以上座っている人では、さらに1時間長く座るごとに死亡リスクが5%ずつ増加する」と注意を促した。
保健省が引用したデータでは、同国の成人は、起きている時間の平均4分の3以上を、座ったり横になったり、もしくはじっとしたりして過ごしているとの調査結果が示されている。
キャンペーンでは「全年齢において座り過ぎは避けるべき。短い距離の移動には徒歩、もしくは自転車を利用し、公共交通機関では座らずに立つことを選択して、身体的に活発な状態を保つよう努めるべきだ」と呼びかけられた。(c)AFP