ISと戦うイラク軍、訓練兵不足 米国防長官が報告
このニュースをシェア
【6月18日 AFP】アシュトン・カーター(Ashton Carter)米国防長官は17日、イラク政府に対して、米軍が運営する訓練キャンプにもっと多くのイラク兵を送るよう求めた。イラク軍は弱体化しており、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」の攻勢に苦戦を強いられている。
カーター国防長官は米下院の軍事委員会の公聴会で、今秋までに米軍がイラクの治安要員2万4000人を訓練する計画が進められているが、これまでに訓練に登録した人数は7000人の兵士と2000人の「対テロリスト部隊」の隊員に留まり、計画が大幅に遅れていると報告した。
イラク軍は昨年、ISの攻撃を受けてから複数の部隊で指揮系統が機能しておらず、弱体化して士気が低下している。(c)AFP