【6月18日 AFP】アフリカサッカー連盟(CAF)のイッサ・ハヤトウ(Issa Hayatou)会長が、フランスの雑誌に対し、2022年のW杯(2022 World Cup)招致活動の中で、カタールからCAFに対し180万ドル(約2億2000万円)が支払われたと明かした。

 国際サッカー連盟(FIFA)の副会長も務めるハヤトウ会長は、2010年1月に行われたCAFの総会の前に支払われた金銭について、やましい点は一切ないと語っている。

 カタールは、同年行われたFIFA総会の投票でW杯の開催地に選出されたが、現在スイス当局がこれについて捜査を行っている。

 仏週刊誌ジュンヌ・アフリック(Jeune Afrique)からカタールからの寄付について問われたハヤトウ会長は、「180万ドルだった。90万ドルを、2度受け取った」と返答した。

「(アフリカ連盟の)総会で、カタールが彼らの(22年W杯招致)計画をプレゼンテーションするために、金銭を支払った」

 ハヤトウ会長は、米国やオーストラリアといった他候補がプレゼンテーションの機会を得るために、金銭を支払うことはないだろうとし、「必要なものではない。カタールに要求したわけではなく、あちらが申し出てきた。他の候補国のプレゼンテーションを禁止してもいない」とし、この金銭の支払いが票を買い取るためのものではないと否定した。

 同会長は続けて、「CAFの理事会の後にすぐさま招集をかけ、支払いにより何かを約束させられたことはないと言った。何も推薦していないし、彼らは自身の魂と良心にしたがって投票した」

(c)AFP