【6月17日 AFP】火山活動が活発化しているインドネシア北スマトラ(North Sumatra)州カロ(Karo)のシナブン山(Mount Sinabung)周辺から避難した人の数が、今月だけで1万人を超えた。当局が16日、明らかにした。過去数日間に避難した人が大多数を占めているという。

 当局は今月初め、シナブン山の火山活動が「急増」したことを受け、警戒レベルを最高に引き上げていた。

 シナブン山は近年に火山活動を再開。先週末の噴火では、火山灰や岩石を空中高く噴き上げた。16日にも濃い煙が立ち上り、遠く離れた民家も灰をかぶった。

 昨年の噴火では16人が死亡している。(c)AFP