チャド首都で連続自爆攻撃、死傷者120人超 ボコ・ハラムか
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【6月16日 AFP】チャドの首都ヌジャメナ(N'Djamena)で15日、警察本部と警察学校を狙った連続自爆攻撃が発生し、24人が死亡、100人以上が負傷した。隣国ナイジェリアのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」による犯行が疑われている。
チャドは周辺国と共にボコ・ハラム掃討作戦を実施してきたが、首都がこうした攻撃に見舞われたのは今回が初めて。
ヌジャメナでは一夜明けた16日、大量の警官や兵士が市内の警備に動員された。現地のAFP特派員によると、自爆攻撃の標的の一つだった警察本部や大統領府の周辺が封鎖されている他、市全域には検問所が設置され、窓にスモークガラスを使っている車両は通行を禁止された。
自爆攻撃に関しては、これまでのところ犯行声明は出ていないが、チャドと旧宗主国のフランスはボコ・ハラムの犯行との見方を示している。(c)AFP