【6月15日 AFP】マレーシアのボルネオ島サバ(Sabah)州で、聖地として崇められるキナバル山(Mount Kinabalu)で裸になって写真を撮影したとして有罪となり、国外追放処分を受けた英国人女性旅行者が14日に帰国し、「心から謝罪する」と表明した。

 エレノア・ホーキンス(Eleanor Hawkins)さん(23)は、先週逮捕された欧米人旅行者4人のうちの一人。4人は裁判で公然わいせつの罪を認め、12日に現地の裁判所から5000リンギット(約16万4000円)の罰金と禁錮3日の刑を言い渡されていたが、未決勾留期間を算入して刑期満了となったため、釈放されていた。

 キナバル山では5日に発生した地震により18人が死亡しており、ホーキンスさんらの行為がこの地震を引き起こしたと非難する声も当局者などの間で上がっていた。帰国したホーキンスさんは、英イングランド(England)中部ドライコット(Draycott)の自宅前で、「私の行為が愚かだったこと、私たちがサバ州の人々にとってどれほど無礼なことをしたのかは承知しています。このことについて、心から謝罪します」と語った。(c)AFP