韓国MERS、11人目の死者も新規感染者は減少
このニュースをシェア
【6月12日 AFP】韓国で中東呼吸器症候群(Middle East Respiratory Syndrome、MERS)コロナウイルス(MERS-CoV)の感染が広がっている問題で、同国の保健福祉省は12日、「恐怖に打ち勝って」普段通りの生活を送るよう呼び掛け、新たな感染者は減少してきているとの声明を発表した。一方で同日、MERSにより新たに1人が死亡した。
12日に新たに確認された感染者は4人で、前日の14人、10日の13人から大きく減少した。これにより韓国でのMERS感染者数は126人となった。
死者数は、12日にMERS感染により新たに72歳の女性の死亡が確認され、11人となった。感染が疑われ隔離措置を受けている人は前日の3805人から3680人に減った。
隔離対象者のうち、12日の294人を含めてこれまでに1249人が措置を解かれた。
保健福祉省は声明を発表し、新たな感染者の数は大きく減少し、空気感染や病院外での感染のリスクもほぼないとして、恐怖に打ち勝ち普段通りの生活を送るよう国民に呼び掛けた。(c)AFP