石油製品の違法取引で日本人含む14人起訴、ナイジェリア
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【6月11日 AFP】 ナイジェリアで10日、日本、英国、ロシア、ウクライナ国籍の14人が石油製品を違法取引した容疑で起訴された。
産油国だが貧困にあえぐナイジェリアでは、パイプラインを破壊して原油を抜き取り、違法に精製した石油製品を国外に持ち出し、収益の多い闇市場で販売する行為が横行している。こうした違法取引によるナイジェリアの歳入への損失は、年間60億ドル(約7400億円)に上るとみられている。
ナイジェリアの汚職取り締まり機関、経済金融犯罪委員会(Economy and Financial Crimes Commission、EFCC)は、今年2月に無許可で4500トンの石油製品を3隻の船に積んで貯蔵していた疑いで、容疑者らをラゴス(Lagos)の連邦高裁に召喚した。
石油製品がナイジェリア国外に輸送されようとしていたのかどうか、またそうであったとした場合、容疑者らがどこの国に向かっていたのかなどは今のところ分かっていない。
容疑者らは無罪を主張し、弁護側は保釈を要求している。(c)AFP