便座のメッセージで性病啓発、スウェーデン空港で大胆な取り組み
このニュースをシェア
【6月11日 AFP】スウェーデンの保健当局が、今夏に旅行を計画している若者たちに向けて、性感染症への注意を促す大胆なメッセージを空港のトイレの便座に掲示する取り組みを開始する。
「クラミジアはここでは感染しません。感染するのは、(ギリシャの)ロードス(Rhodes)島でのビーチパーティーの後です。この夏は気をつけるように。コンドームを使いましょう」
このようなメッセージが15日から、首都ストックホルム(Stockholm)郊外のスカブスタ(Skavsta)空港を含むスウェーデン中部と南部の空港内のトイレの便座に掲示される予定だ。
プロジェクト責任者によるとこのメッセージが対象としているのは20~30歳の旅行者。コンドームをめったに使わず、性病のクラミジアに感染する危険性が高い層だ。空港ではまた、コンドームの無料配布も行われる。
さらに旅先から戻った人々は、短いドレスを着た等身大サイズの若い女性の写真に、次のように問いかけられる。「性感染症を持ち帰ってはいないですか?もしも不安なら検査しましょう」(c)AFP