香港でMERS疑いの女性搬送、一時パニックに
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【6月10日 AFP】(一部更新)中国・香港(Hong Kong)で10日、中東呼吸器症候群(Middle East Respiratory Syndrome、MERS)コロナウイルス(MERS-CoV)に感染した疑いのある女性(22)が病院に搬送された。その後、女性は陰性と確認された。
アジア各国は、韓国でのMERS感染拡大を受けて警戒を強めている。香港衛生防護センター(Centre for Health Protection)によると、MERSの疑いがあるとされた女性は、5月23~27日に韓国を訪問。6月7日に鼻水が出始め、9日に発熱し香港市内の医院を訪れたという。
女性は直ちに隔離されたが、容体は安定しているという。医院周辺は封鎖され、医療従事者らは防護服を着て作業に当たった。香港ではこれまで、MERS対策の予防措置として19人が隔離され、感染疑い例も複数出ているが、いずれもMERSへの感染は確認されていない。(c)AFP