FIFA、汚職を捜査するスイス当局にコンピューター情報を提出
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【6月11日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は10日、同団体が管理していたコンピューターの情報を、今回の汚職問題を捜査しているスイス当局に提出したことを明らかにした。
FIFAの広報担当者は、「スイス検察の検事総長からの要請に応じ、コンピューターのデータを提出しました」とコメントしている。
5月に元幹部やスポーツマーケティング部門の役員を含む計14人が米司法省によって汚職の罪で起訴され、そのうち7人が逮捕されて以降、FIFAは混乱に陥っている。
今回の汚職問題発覚はさまざまなところに飛び火しており、FIFAのジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長が辞意を表明し、2018年W杯と2022年W杯の開催国決定に関する投票過程も捜査の対象になる事態にまで発展している。
英国放送協会(BBC)は、ブラッター会長とジェローム・バルク(Jerome Valcke)事務局長、マルクス・カットナー(Markus Kattner)財務部長のオフィスから書類が押収されたと伝えている。
スイス検察の広報担当者は、AFPの質問に対して「FIFAは書類とコンピューターのデータを当局に提出した」と回答している。(c)AFP