韓国の朴大統領、MERS対応で訪米延期 死者9人に
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【6月10日 AFP】韓国大統領府は10日、同国で中東呼吸器症候群(Middle East Respiratory Syndrome、MERS)コロナウイルス(MERS-CoV)への感染が広がっている問題に対処するため、朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)大統領が今月14~18日に予定していた訪米を延期することを決めたと発表した。
韓国保健福祉省によると同日、MERS感染による死者が新たに2人確認され、死者数は計9人となった。また感染者も新たに13人確認され、計108人となった。
また同日の当局の発表によると、MERS患者に接触し隔離措置を受けている人は約3500人に達している。死者と感染者の数が増えるにつれ人々の間には不安が広がっており、ソウル(Seoul)や周辺の京畿道(Gyeonggi province)を中心に約2500校の教育機関が休校措置をとっている。
朴政権に対しては、MERS感染への初動対応が遅かったとする批判が集中。支持率も急降下している。(c)AFP