【6月9日 AFP】インド西部グジャラート(Gujarat)州の最大都市アーメダバード(Ahmedabad)では、公共の場で排せつ行為に及ぶ人たちが後を絶たないことに頭を悩ませた市当局が、公衆トイレで用を足した市民に現金を払う「秘策」を考え出した。

 アーメダバード市内には300か所の公衆トイレがあるにもかかわらず、屋外で用を足す人が絶えず、市内の広場や塀沿いに小便の湯気が立ち上っていることもしばしばだ。そこで市当局は、公衆トイレを利用した市民には1回につき1ルピー(約2円)を支払うことを決めた。まず市内67か所の公衆トイレで試験的に導入する。トイレ前で市の職員が直接、1ルピー硬貨を利用者に手渡すという。(c)AFP