トルコ大統領、1150室の公邸建設の理由は「旧官邸のゴキブリ」
このニュースをシェア
【6月8日 AFP】もし家やオフィスにゴキブリが住み着いたら、普通の人は殺虫剤をまくか、害虫駆除業者を呼ぶだろう。
しかしトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は、もっと抜本的な解決法にたどり着いたようだ。大統領はインタビューで、以前の公邸にはゴキブリが住み着いていたので、新しい大統領公邸が必要だったと主張した。
首都アンカラ(Ankara)郊外に6億1500万ドル(約772億円)をかけて建てられた公邸は、悪趣味かつ行き過ぎた無駄遣いだとして野党から痛烈に非難された。
しかしエルドアン大統領は、5日夜にテレビ局「Aハベル(A Haber)」が放映したインタビューで、1150室あるこの公邸を建てたのには切実な理由があると述べた。
エルドアン氏が2003~14年の首相在任中に過ごした首相の官邸はゴキブリがはびこっていたという。「古い官邸に招待客が来て、バスルームでゴキブリに遭遇する…だから私たちはこの公邸を建てたのだ」
「そんな場所がトルコ首相の官邸にふさわしいだろうか?ゲストを招けるとでも?そんな状況を見たらなんと言われるだろうか」