【6月7日 AFP】米国競馬のG1レース、第147回ベルモント・ステークス(147th Belmont Stakes、3歳、ダート約2400メートル)が6日、米ニューヨーク(New York)州エルモント(Elmont)のベルモントパーク競馬場(Belmont Park)で開催され、ビクター・エスピノーザ(Victor Espinoza)騎手騎乗のアメリカンファラオ(American Pharoah)が優勝を飾り、37年ぶりとなる米三冠を達成した。

 ボブ・バファート(Bob Baffert)厩舎所属のアメリカンファラオは、第141回ケンタッキーダービー(141st Kentucky Derby、3歳、ダート約2000メートル)、第140回プリークネス・ステークス(140th Preakness Stakes、3歳、ダート約1900メートル)に続いて今レースを制し、1978年のアファームド(Affirmed)以来となる通算12頭目の三冠を達成した。

 過去最長の三冠馬不在期間となった37年の間に13頭が最初二冠を飾っていたが、その度にベルモント・ステークスで屈していた。そのうち3頭をバファート調教師が育て、2頭はエスピノーザ騎手が騎乗していた。

 ゲートをゆったりと出たアメリカンファラオは、エスピノーザ騎手にしっかりと反応し直線で先頭に立つとそのまま逃げ切り、一番人気としては2005年のアフリートアレックス(Afleet Alex)以来となる勝利を飾った。(c)AFP