【6月6日 AFP】1973~2005年までに行われた英王室の5つの結婚式でゲストに配られたウエディングケーキが今月末、競売にかけられる。ただし「食用には適しません」との注意書き付きだ。

 これらのケーキはカットされたもので、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の運転手だった故レナード・マッセー(Leonard Massey)氏が保有していたもの。5つとも結婚式で出席者に配られた時と同じ箱入りだ。箱には新郎新婦のイニシャルがデザインされている。

 最も新しいケーキは、2011年に行われたウィリアム王子(Prince William)とキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)の結婚式で配られたもので、評価額は600ドル(約7万5000円)~800ドル(約10万円)。

 最も高価なケーキはウィリアム王子の両親、チャールズ皇太子(Prince Charles)と故ダイアナ元妃(Princess Diana)が1981年に挙式した時のもので、評価額は1000ドル(約12万5000円)~2000ドル(約25万円)。

 最も古いケーキは、42年前、1973年に行われたエリザベス女王の長女、アン王女(Princess Anne)と前夫のマーク・フィリップス(Mark Phillips)陸軍大尉との結婚式で配られたものだ。このときのウエディングケーキの全体の高さは、アン王女の身長と同じ168センチだったという。

 このほか、1986年のアンドルー王子(Prince Andrew)と元妻セーラ・ファーガソン(Sarah Ferguson)さんの結婚式、2005年のチャールズ皇太子とカミラ夫人(Camilla, Duchess of Cornwall)の結婚式で配られたケーキも出品される。

 英王室のウエディングケーキのオークションは、米競売会社ジュリアンズ・オークションズ(Julien's Auctions)の主催で27日に米ビバリーヒルズ(Beverly Hills)で行われる。(c)AFP