【6月4日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は3日、中国が環太平洋連携協定(Trans-Pacific PartnershipTPP)に参加する可能性を示唆し、世界の大半に広がる経済協定が誕生する展望を示した。

 オバマ大統領は、12か国が締結に向け交渉を進めているTPPについて、世界第2位の経済大国である中国も参加する可能性があることを示唆した。

 オバマ大統領は米ラジオ番組「マーケットプレース(Marketplace)」に対し、「中国政府は、将来的にTPPに参加する可能性を模索し始めている」と述べた。

 TPPは現在、日本、韓国、ベトナム、カナダ、オーストラリアなどの12か国が交渉に参加している。また欧米版TPPともいえる環大西洋貿易投資パートナーシップ(Transatlantic Trade and Investment PartnershipTTIP)の交渉妥結も進められている。(c)AFP