【6月4日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2015)は3日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-1、6-3で第17シードのサラ・エラーニ(Sara Errani、イタリア)に快勝し、準決勝に進出した。

 今大会で自身3度目となる全仏オープン優勝と、通算20回目となる四大大会(グランドスラム)制覇を目指すセレーナは、準決勝で第23シードのティメア・バシンスキー(Timea Bacsinszky、スイス)と対戦する。

 過去3試合で第1セットを先取されていたセレーナだったが、この日は開始からその強さを発揮し、序盤からブレークを奪って2-0とリードすると、2012年大会で決勝進出を果たしているエラーニをパワーで圧倒し、第1セットを27分で制した。

 続く第2セットは一方的な展開にならなかったものの、セレーナが第7ゲームをブレークして4-3とリードすると、第9ゲームで4度目のマッチポイントを制し、1時間5分で勝利を収めた。

 エラーニとの通算対戦成績を9戦全勝としたセレーナは、「過去3試合で第1セットを先取されていたし、エラーニは全仏を得意としていたので、最初から良いプレーをする必要があった」と語っている。

 準決勝のもう1試合では、2008年大会の女王で第7シードのアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)と第13シードのルーシー・サファロバ(Lucie Safarova、チェコ)が対戦するこが決まっており、大方の予想ではセレーナの優勝が有力とみられている。(c)AFP