イエメンで拉致の仏女性、犯人が初の動画投稿
このニュースをシェア
【6月1日 AFP】政情不安が続く中東イエメンで2月24日にフランス人女性イザベル・プリム(Isabelle Prime)さん(30)を拉致したグループが、プリムさんを撮影した初の動画をインターネット上に投稿した。
動画共有サイトのユーチューブ(YouTube)に公開された21秒間のビデオには、黒い服を着て地面に座ったプリムさんが、フランスとイエメン両国の大統領に対し、自分を解放するために行動を起こすよう訴えている。
世界銀行(World Bank)が出資するプロジェクトのコンサルタントとしてイエメンで働いていたプリムさんは、通訳のシェリーン・マッカウィ(Sherine Makkaoui)さんと一緒に首都サヌア(Sanaa)で勤務先に車で向かっていた最中に、警官の制服を着た集団に拉致された。誘拐犯らの所属は明らかになっていない。
このうち、マッカウィさんだけが後に解放された。マッカウィさんは、3月10日に南部の都市アデン(Aden)で解放されたと話している。(c)AFP