小笠原沖で大規模地震、深い震源 各地で揺れ
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【5月31日 AFP】米地質調査所(US Geological Survey、USGS)によると、30日午後8時23分ごろ、東京の南約874キロの小笠原沖を震源とするマグニチュード(M)7.8の地震が発生した。USGSが発表した震源の深さは約676キロ。AFPの記者によると、この地震で東京では建物が大きく揺れ、車のアラームが鳴り響いた。
地震の規模は大きく、日本の広い範囲で建物の揺れが1分程度続いたが、米国の太平洋津波警報センター(Pacific Tsunami Warning Center)によるとこの地震による津波の危険はなかった。この地震による負傷者や建物の損壊などの大きな被害は報告されていない。
地震発生後、成田国際空港(Narita International Airport)では検査のため滑走路が一時閉鎖された。東京では列車の運転も一時的に停止され、サッカーの試合も中断された。原子力発電所での異常も報告されていない。
米地質調査所によると、31日午前3時49分ごろにも伊豆諸島沖の深さ13.4キロを震源とするマグニチュード6.4の地震があった。この地震でも津波警報などは発令されなかった。(c)AFP