【5月30日 AFP】汚職事件に揺れる世界サッカー連盟(FIFA)の会長選挙が29日に行われ、ジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長が5期目の再選を果たした。

 会長職に立候補していたアリ・ビン・アル・フセイン(Ali Bin Al Hussein)王子は、1回目の投票時に73票を獲得し、ブラッター会長が必要な票数を獲得するのを阻止したが、2回目の投票で候補を辞退した。

 辞任要求をはねのけて5選を果たしたブラッター氏は、勝ち誇って両腕をあげ、沈み込んでいる汚職騒動から抜け出せるよう「FIFAを導く司令官」となることを誓った。「私は完璧ではないが、この世に完璧な人などいない。しかし皆で力を合わせてうまくやり遂げよう」と語った。(c)AFP