【5月29日 AFP】汚職事件で窮地に立たされている国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長(79)は29日、スイスのチューリヒ(Zurich)で開催されているFIFA年次総会で、「ただちにFIFAを立て直す」必要性があると協力を呼び掛けた。

 5期目の会長を目指しているブラッター氏はさらに、「罪があるのは個人であって組織全体ではない」と主張した。

 スイス警察当局は27日明け方、米当局の要請に基づき、チューリヒで強制捜査を行い、FIFA幹部7人を逮捕した。FIFAにはこれまでも汚職疑惑がつきまとっていた。

 FIFA会長選挙は29日に実施される。(c)AFP