【5月29日 AFP】英オックスフォード大学(University of Oxford)は28日、1230年の創立以来、初めて次期総長に女性を指名したと発表した。

 指名されたのは、アイルランド出身のルイーズ・リチャードソン(Louise Richardson)教授(56)。テロリズムが専門で、米ハーバード大学(Harvard University)などで教壇に立ち、現在はスコットランド(Scotland)のセントアンドルーズ大学(University of St Andrews)で学長を務めている。5000人からなる大学会議で承認されれば、来年1月1日から7年の任期で総長に就任する。

 オックスフォード大のクリス・パッテン(Chris Patten)名誉総長は、総長選考委員会は「教育的・学問的価値に対するリチャードソン教授の精力的な取り組みに深く感銘を受けた。教育指導者と傑出した研究者、その両方としての卓越した経歴はこれからの数年間、オックスフォードを率いていくための優れた基盤をもたらすものだ」と述べた。(c)AFP