【5月29日 AFP】在外のイラン反体制派組織、国民抵抗評議会(National Council of Resistance of IranNCRI)は28日、イランと北朝鮮は核兵器開発で定期的に情報交換するなど「幅広い協力関係」にあると非難する報告書を発表した。

 NCRIは報告書の中でイラン政府に近い筋の情報として、イラン政府は現在も核弾頭や弾道ミサイル開発で北朝鮮との協力を続けていると主張している。

 報告書は、今年4月にも北朝鮮の核専門家らがテヘラン(Tehran)を訪れ国防省近くの施設に1週間滞在していたとしている。北朝鮮核関係者のイラン訪問は今年に入ってから3回目だという。

 一方で報告書によるとイランからは、秘密の核兵器開発機関SPND幹部で科学者のモフセン・ファフリザデ(Mohsen Fakhrizadeh)氏が、北朝鮮が3度目の核実験を行った2013年2月に訪朝したほか、専門家らが定期的に北朝鮮を訪れているという。(c)AFP