露大統領、FIFA幹部逮捕で米国批判 「狙いは会長再選の阻止」
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【5月28日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は28日、米当局の捜査に基づき国際サッカー連盟(FIFA)幹部らが逮捕された事件について、米国の狙いはFIFAのジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長を失脚させることにあると批判した。
プーチン大統領は同日にテレビ放送されたコメントの中で「(逮捕が)ブラッター氏のFIFA会長再選を阻止する試みであることは明確であり、国際機関の運用の原則に対する極めて重大な違反行為だ」と述べ、米国が「自らの司法権を他国に拡大しようとしている」と批判した。
さらにプーチン大統領は、ブラッター会長が以前から、ロシアで開催予定の2018年サッカーW杯(2018 World Cup)を「中止させようとする圧力」をはねのけてきたと主張した。
ロシアと欧米はウクライナ情勢をめぐり対立を続けており、米上院の一部議員は2018年サッカーW杯のロシア開催を中止するよう呼び掛けていた。(c)AFP