65歳女性が出産した四つ子、深刻な健康状態 独ベルリン
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【5月28日 AFP】65歳のドイツ人女性が今月早産で出産した四つ子について、首都ベルリン(Berlin)の病院は27日、健康状態が非常に危ぶまれていると発表した。
シャリテ大学病院(Charite)の医師団が記者会見で明らかにしたところによると、19日に予定より約15週早い妊娠26週で生まれた四つ子のうち、2人は人工呼吸器を付けており、もう1人は腸に疾患が見つかったため手術を受けたという。
四つ子は男児3人と女児1人で、出生体重は655~960グラムだった。クリストフ・ビューラー(Christoph Buehrer)新生児科長は「極めて危険」な早産事例だと述べた。
母親のアンネグレート・ラウニヒク(Annegret Raunigk)さんはウクライナで不妊治療を受けた後、帝王切開で四つ子を出産した。ベルリンで教師をしており、他に13人の子どもがいる。医師団によると、65歳での四つ子出産は世界最高齢。
ただし医師団は、憂慮しているのは四つ子と母親の健康状態で、高齢出産をめぐる倫理的な議論に関与する意図はないと強調している。ラウニヒクさんは既に集中治療室を出ており、健康状態も良く、母乳を与えることも可能という。1日に何度も新生児室を訪れ、四つ子を胸に抱いてかわいがっているという。(c)AFP/Yannick PASQUET