米ネブラスカ州が死刑廃止、全米で19番目
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【5月28日 AFP】米ネブラスカ(Nebraska)州議会は27日、州知事の拒否権を覆し、死刑廃止法が成立した。全米で死刑を廃止する州はネブラスカが19番目となる。
共和党のピート・リケッツ(Pete Ricketts)州知事が行使した拒否権は、投票の結果30対19で覆された。ネブラスカ州議会は4月17日と5月20日に死刑を廃止する法案の投票を行っていたが、リケッツ知事が法案に拒否権を行使していた。
リケッツ知事は26日、死刑の廃止は同州の法として死刑が維持されることを望んでいる「圧倒的」多数のネブラスカ住民に「間違ったメッセージを送る」ことになると主張していた。
同州で現在、死刑囚として収監されている10人は、刑を終身刑に減刑される見通しだ。同州には30年間服役していた11人目の死刑囚がいたが、26日にがんのため死亡した。(c)AFP