【5月27日 AFP】(一部更新)米司法省は27日、24年間にわたって贈収賄とキックバックに関与していたとして、国際サッカー連盟(FIFA)の幹部ら関係者9人と企業幹部5人の計14人を共謀と汚職の罪で起訴したと発表した。これに先立ちスイス当局は、米当局の起訴に基づき、チューリヒ(Zurich)でうち7人を逮捕していた。

 また起訴状の公開に合わせ、米当局は同日、米フロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)にある北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)本部の家宅捜索を実施した。

 ロレッタ・リンチ(Loretta Lynch)司法長官は声明で「(事件は)少なくとも2世代にわたるサッカー関係者に広がっている。彼らは責任ある立場を悪用して賄賂やキックバックとして数百万ドル規模の金銭を受け取った疑いがある」と述べた。

 司法省によると起訴されたFIFA関係者には、FIFA副会長で北中米カリブ海サッカー連盟会長のジェフリー・ウェブ(Jeffrey Webb)被告、FIFA副会長のエウヘニオ・フィゲレド(Eugenio Figueredo)被告、元FIFA副会長で北中米カリブ海サッカー連盟元会長のジャック・ワーナー(Jack Warner)被告、FIFA五輪関連委員のジョゼ・マリア・マリン(Jose Maria Marin)被告、元FIFA理事のニコラス・レオス(Nicolas Leoz)被告が含まれる。(c)AFP