飛行中に全エンジン停止、シンガポール航空機
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【5月27日 AFP】シンガポール航空(Singapore Airlines)は27日、乗客182人と乗員12人を乗せて中国・上海(Shanghai)に向かっていた同社のエアバス(Airbus)機のエンジンが飛行中に2基とも停止するトラブルがあり、原因を調査中だと発表した。機体はエンジンが停止している間、1万3000フィート(約4000メートル)降下したとも伝えられている。
同社の声明によると、トラブルが発生したのは今月23日。シンガポールを出発したエアバスA330-300型機が「離陸から約3時間半後、高度3万9000フィート(約1万1900メートル)の上空を飛行中に悪天候に見舞われた」。その後、「両エンジンが一時的に停止したが、操縦士が定められた操作手順に従って対応し、エンジンは通常通りの機能を回復した」という。
同機に搭載されているロールス・ロイス(Rolls-Royce)製のエンジン2基について同社は、「上海に到着した後に徹底的な調査と検査を行ったが、異常は確認されなかった」としている。(c)AFP