リビア首相暗殺未遂、車に銃撃
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【5月27日 AFP】リビアで26日、アブドラ・シンニ(Abdullah Thinni)首相を狙った暗殺未遂事件が起きた。同国暫定議会(政府)の報道官が明らかにした。同首相が乗った車に向け武装した男らが発砲したが、首相は無事だったという。
国際的に認められたリビア暫定政府の報道官はAFPの電話取材に対し、東部トブルク(Tobruk)に置かれている暫定政府の議会に出席した後、移動しようとしていた首相の車に向けて武装した男らが複数回にわたって発砲したと説明。首相のボディーガードの1人が負傷したが、首相にけがはなかったと話した。犯人らについては明言しなかった。
リビアでは、独裁者として君臨したムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の失脚、殺害につながり、多数の死者を出した2011年の政変後、昨年8月にはイスラム系の武装勢力が首都トリポリ(Tripoli)を制圧。暫定議会と制憲議会の二つの政府が並立し混乱している。(c)AFP