俳優オマー・シャリフさん、アルツハイマー病に
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【5月27日 AFP】映画『アラビアのロレンス(Lawrence of Arabia)』や『ドクトル・ジバゴ(Doctor Zhivago)』などで知られるエジプト出身の俳優、オマー・シャリフ(Omar Sharif)さん(83)がアルツハイマー病を患っていることが分かった。シャリフさんの代理人が26日、明らかにした。
シャリフさんは現在、親族らに介護されてエジプトで暮らしているという。代理人のスティーブ・ケニス(Steve Kenis)氏はAFPに対し、診断が下されたのは少し前のことで、アルツハイマー病は深刻な症状を伴う病気であることから、何か月も前から仕事を受けられなくなっていると述べた。
カトリック教徒として生まれ育ったシャリフさんは、後にイスラム教に改宗。1950年代に俳優として活動を始め、60年代に演じた役柄で特に注目を集めた。長期にわって活躍を続け、テレビ映画などにも出演した。また、トランプゲーム「コントラクトブリッジ」の世界的名手としても知られている。シャリフさんは英語、アラビア語、スペイン語、イタリア語、ギリシャ語、フランス語に堪能。(c)AFP