【5月26日 AFP】(一部更新)今月死去したブルース界の巨匠B・B・キング(B.B. King)さんの死因について、米ネバダ(Nevada)州クラーク(Clark)郡の検視局は25日、殺人の可能性で捜査が行われると発表した。

 キングさんは昨年10月まで精力的にツアー公演をこなしていたが、体調を崩し入院し、14日夜、自宅のあるラスベガス(Las Vegas)で89歳で死去した。

 米芸能ニュースサイト「イーオンライン(Eonline)」によると、キングさんの娘のカレン・ウィリアムズ(Karen Williams)さんとパティ・キング(Patty King)さんは、父のキングさんが自身のビジネスマネジャーで遺産管理人であるラバーン・トニー(Laverne Toney)さんとアシスタントの2人に毒殺されたと主張し、正式な捜査を要請した。

 同サイトによると、一方のトニーさんは娘2人による主張を否定。また、キングさんの財産管理団体の弁護士も、2人の主張を「ばかげている」と一蹴している。

 郡検視局はこれに先立つツイッター(Twitter)上での発表で、キングさんの司法解剖を行うことを明らかにしていた。結果が判明するのは6~8週間後になるという。

 地元メディアによると、遺体の司法解剖が行われることになったのを受け、キングさんが愛したメンフィス(Memphis)で営まれる予定だった葬儀は延期された。(c)AFP