ブルンジ首都でデモ隊と警察が衝突、2人死亡 混乱深まる
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【5月22日 AFP】1週間前にクーデター未遂が発生したブルンジの首都ブジュンブラ(Bujumbura)で21日、3選を目指している大統領に抗議するデモが行われ、警察と激しく衝突した。赤十字(Red Cross)によると、少なくとも2人のデモ参加者が射殺され、8人が負傷した。
同国ではピエール・ヌクルンジザ(Pierre Nkurunziza)大統領が6月に行われる大統領選に立候補する意向を示して以来、混乱が続いており、これまでに20人以上が犠牲になっている。
首都近郊では終日、激しい銃声が鳴りやまなかった。自動小銃の発砲音が響く中、デモ参加者らは急ごしらえのバリケードから投石して応戦した。首都内でも最も衝突が激しかった地区からは、もうもうと煙が立ち上っていた。
銃撃音は日没後も続き、特にムサガ(Musaga)とカニョシャ(Kanyosha)両地区での衝突は収まる気配がみられなかった。ムサガ地区の警察は、「どれだけの犠牲を払っても」秩序を回復するよう命じられて派遣されたと話している。
ブルンジの与党は先月末、6月に行われる大統領選の立候補者に現職のヌクルンジザ氏を指名。それ以降同国は危機的状況に陥っている。先週軍幹部の1人が起こしたクーデターは未遂に終わったものの、混乱はさらに深まった。(c)AFP/Esdras NDIKUMANA/Aymeric VINCENOT