南米コロンビアで地滑り、61人死亡 町が土砂に埋まる
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【5月19日 AFP】(一部更新)南米コロンビア北西部アンティオキア(Antioquia)州にある渓谷の町サルガル(Salgar)で18日未明、大規模な地滑りが発生し、地元当局によると少なくとも61人が死亡、37人が負傷した。
地滑りが発生したのは、大半の住民が眠っていた午前3時(日本時間同日午後5時)ごろで、町の広い範囲が土砂に埋まった。サルガルのオルガ・オソリオ(Olga Osorio)町長が地元RCNラジオ(RCN Radio)に語ったところによると、大量の土砂と水が住宅などを押し流し、人口1万7000人のサルガルを構成する4地区の1つサンタ・マルガリタ(Santa Margarita)地区は全域が土砂に埋まり、事実上「地図から消えた」という。
地元メディアによると道路は寸断され、被災地は電気も水もガスもない状態で孤立している。被害に遭った住宅は31棟という。現地ではここ数日、豪雨が続いていた。(c)AFP