ジョニー・デップさん愛犬に安楽死の危機、豪農相が警告
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【5月14日 AFP】米人気俳優ジョニー・デップ(Johnny Depp)さんの愛犬、ピストル(Pistol)とブー(Boo)が、オーストラリアで殺処分の危機に直面している。
バーナビー・ジョイス(Barnaby Joyce)豪農相は14日、デップさんに対し、2匹を「即時送還」しなければ安楽死させると警告した。
デップさんは映画『パイレーツ・オブ・カリビアン(Pirates of the Caribbean)』シリーズ最新作の撮影のためオーストラリアに滞在中だが、プライベートジェットで先月ブリスベーン(Brisbane)に到着した際、連れてきたヨークシャーテリアの愛犬2匹について税関に申告せずに入国していた。
オーストラリアは国内への疫病の侵入を防ぐため厳しい動物検疫制度を設けている。ジョイス農相は「ジョニー・デップだからといって、わが国の法律の対象外になるわけではない」「ただちに米国に送還しなければ、2匹を安楽死させることになる」と報道陣に語った。
ジョイス農相によると、デップさんは2匹をペットトリマーの店に連れて行ったところを目撃され、無許可で犬を連れて入国した事実が明らかになったという。
デップさんがキャプテン・ジャック・スパロウ(Jack Sparrow)役で出演する『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ5作目は、豪東部の観光地ゴールドコースト(Gold Coast)で撮影が行われている。過去のシリーズ4作品の興行収入は総額およそ36億ドル(約4300億円)に上るとされている。(c)AFP