【5月14日 AFP】米ペンシルベニア(Pennsylvania)州フィラデルフィア(Philadelphia)近郊で12日に起きた、アムトラック(Amtrak)の列車の脱線事故で、列車は脱線直前に制限速度の2倍の時速100マイル(約160キロ)以上でカーブを走行していたことが13日、初期調査で明らかになった。脱線による死者は7人に上っている。

 首都ワシントン(Washington D.C.)からニューヨーク(New York)に向かっていた列車には、乗員乗客243人が乗っており、200人以上が負傷したとされている。死者の数は増える恐れがある。

 列車の「ブラックボックス」は回収され分析に回されており、事故原因について重要な情報がもたらされるとみられている。

 米運輸安全委員会(National Transportation Safety BoardNTSB)はツイッター(Twitter)への投稿で、「NTSBは、初期データの分析から、列車は脱線直前に時速100マイルを越える速度で走行していたことを確認した」と明らかにした。

 米連邦鉄道管理局(US Federal Railroad Administration)の報道官はAFPの取材に対し、(脱線現場付近の)カーブの制限速度は時速50マイル(約80キロ)きっかりだと説明した。(c)AFP/Robert MACPHERSON