アフガンで宿泊施設襲撃、外国人ら14人死亡 タリバンが犯行声明
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【5月14日 AFP】(一部更新)アフガニスタンの首都カブール(Kabul)で13日夜、外国人客に人気の宿泊施設が武装集団に襲撃され、当局によると少なくとも6人の外国人を含む14人が死亡した。外国人犠牲者の内訳はインド人4人、米国人1人とイタリア人1人。アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)が14日、犯行声明を出した。
襲撃されたのはゲストハウス「パークパレス(Park Place)」。従業員によると、援助団体の職員らが泊まることの多い同施設ではこの日、コンサートが開催される予定で、数人の要人が招待されていた。治安部隊らが対応にあたったが、複数の外国人が建物内部に閉じ込められてこう着状態が続き、爆発や散発的な銃撃戦を経て、発生から約7時間後の翌14日朝、事態は収束した。
国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は声明で、この襲撃により「民間人14人が死亡、数人が負傷した」と発表。匿名で取材に応じたアフガニスタン警察幹部も、この死者数を確認した。
カブール警察のアブドル・ラーマン・ラヒミ(Abdul Rahman Rahimi)署長はこれに先立つ発表で、54人が治安部隊によって救出されたが、複数の外国人とアフガニスタン人を含む5人が死亡、5人が負傷したと述べていた。だが、各国政府が確認した死者数の合計はこれを上回っている。
タリバンは声明で、実行犯は1人で、「入念な計画の下、重要人物と米国人らが出席するパーティーを標的にした」と主張している。一方の警察当局者らは、実行犯の人数について複数の異なる見解を示している。(c)AFP