【5月12日 AFP】米グーグル(Google)は11日、開発中の自動運転車について、周囲の事象を人間よりいち早く感知・反応できるとしたが、それでもまだ「もらい事故」に巻き込まれることはあると述べた。

 同社の自動運転車開発プロジェクトの責任者クリス・アームソン(Chris Urmson)氏は、「これまで7回追突された。追突は主に交差点で起きたものだが、高速道路でも起きている。側面に接触されたことも何度かあり、また一時停止の標識を無視した車にぶつけられたこともあった」とブログで明らかにした。

 アームソン氏によると、現在20台以上ある同社の自動運転車は、プロジェクトの開始から6年間で、11件の小規模な「もらい事故」に巻き込まれたものの、自ら衝突したことは一度もないという。

 これまでに約270万キロの試験走行を行ったとしているグーグルによると、事故による負傷者は一人も出ていないという。

 グーグルの自動運転車は、主に市街地を走行しており、週平均の走行距離は約1万6000キロとなっている。(c)AFP