【5月8日 AFP】テレビ放映権の問題に揺れるスペインサッカー界は、スペインサッカー連盟(RFEF)とスペインサッカー選手会(AFE)側、政府とプロサッカーリーグ機構(LFP)側の対立が明確化し、ストライキによってシーズン終盤に影響が出る可能性が出てきた。

 AFEの会長は、FCバルセロナ(FC Barcelona)のアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)やレアル・マドリード(Real Madrid)のセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)らを従え会見し、政府がテレビ放映権料の分配に関する新法案について再び交渉しないのであれば、選手は16日からストライキを行うと発表した。

 AFEのルイス・ルビアレス(Luis Rubiales)会長は、「彼らがわれわれを難局に導いたのだ。この段階に行き着くことを望んでいなかった」と語っている。

 バルセロナやレアルの選手は、ルビアレス会長を支持しており、AFEは法案が2部や3部のクラブをより支援する内容になるよう求めている。

 前日6日にRFEFは、新たなテレビ放映権について合意しなければ、16日から無期限で「全てのカテゴリーの試合を中止する」と発表しており、選手会も連盟に同意した形となった。

 この問題が解決しない場合、17日に行われるアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)対FCバルセロナ戦や、リーグ戦最終節に影響が及ぶことになる。

 また、30日に行われるスペイン国王杯(Copa del Rey 2014-15)決勝のFCバルセロナ対アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)戦も中止される可能性がある。