【5月8日 AFP】7日に投票が行われた英総選挙の出口調査によると、デービッド・キャメロン(David Cameron)首相率いる与党・保守党が予想に反し第1党となるものの単独過半数にはわずかに及ばない見通しだ。

 下院650議席中、中道右派の保守党は316議席を獲得する見込み。これに対し、選挙前予想では保守党と議席を二分するとみられていたエド・ミリバンド(Ed Miliband)氏率いる中道左派の労働党の予想獲得議席数は239となっている。

 選挙前数か月間の世論調査では、いずれも保守党と労働党が拮抗(きっこう)するとの予想結果が出ていた。

 出口調査通り保守党が勝利すれば、キャメロン首相は欧州連合(EU)離脱を問う国民投票の実施を約束していることから、英国はEUとの対立路線へ向かう可能性がある。(c)AFP/Katherine HADDON