住宅難の米NY、注目浴びる「マイクロマンション」
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【5月11日 AFP】米ニューヨーク(New York)では、法外に高い家賃と単身世帯の増加により、「マイクロ・ユニット」とよばれる新しいタイプのマンションが試験的に導入されることになった。
マンハッタン(Manhattan)地区では今秋、55部屋のワンルームを備えた9階建てマンションの入居受付が開始される。
各部屋の仕様は天井高2.9メートル、床面積24~34平方メートルで、シンプルなキッチン、シャワールーム、収納スペース、大窓、ベランダを備えている。
統計によれば、同市人口の31%が、若年もしくは高齢の単身居住者で構成されているが、家族での居住者に配慮する市当局は1987年以来、市内の多くの地域で、一世帯当たりの床面積が37平方メートル未満のマンションの建設を禁止してきた。
だがマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)前市長は在任当時、「マイクロ・ユニット」タイプのマンションの市場調査を実施するため、先の建築規制を一部解除した。
もし調査結果が良好だった場合には、建築規制が撤廃されるのではと期待されている。(c)AFP/Brigitte DUSSEAU