カダフィ失脚後の混迷、苦しみながらも伝統を守る人々 リビア
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【5月7日 AFP】リビアの首都トリポリ(Tripoli)の旧市街(Old City)は2000年以上にわたる首都中枢で、歴史的建造物や活気あふれる店が並ぶ市場などがある。
しかし、2011年の政変により故ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐が失脚して以降、議会内では対立が起こり、トリポリはイスラム武装組織連合「ファジル・リビア(Fajr Libya、リビアの夜明け)」の武装勢力に掌握されるなど混迷が続き、旧市街を訪れる人の数は減っている。そのため経済は打撃を受け、将来の展望は暗い。だがそうした状況下でも、旧市街の商人や職人たちは、何世紀にもわたって受け継がれてきた伝統を守って暮らしている。(c)AFP