【5月4日 AFP】四大大会(グランドスラム)通算14勝を誇る男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、ベストコンディションを取り戻すため、ラケットを旧型に戻すという。

 ナダルは数か月前、本来得意とする欧州でのクレーコートシーズン突入に合わせ、ラケットを変えた。

 しかし、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2015)の準決勝で世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れ、続くバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2015)でファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)の前に屈してから、ラケットを変えるのはシーズン終了後の方が良いのではないかと考え始めたという。

「このラケットで長年戦ってきたから、戻したいんだ。新しいのでプレーする時間が、あまりなかったしね」

「新しいラケットが自分に合っているということは分かるし、将来あれでうまくいくようになるはずだけど、モンテカルロ(Monte Carlo)の前にあまり準備の時間が取れなかった。モンテカルロでそこそこの成績は出せたけど、高地での戦い(マドリード・オープン〈Mutua Madrid Open 2015〉)を控えているし、新しいラケットではうまくコントロールできないんだ」

「シーズン終了まで古いものでプレーして、新しいのに慣れる時間を十分に取りたい」

(c)AFP/Kieran CANNING