黒人青年死亡の米ボルティモア市、夜間外出禁止令を解除
このニュースをシェア
【5月4日 AFP】米メリーランド州(Maryland)ボルティモア(Baltimore)のステファニー・ローリングスブレイク(Stephanie Rawlings-Blake)市長は3日、黒人青年フレディ・グレイ(Freddie Gray)さん(25)が警察に拘束されていた時に受けた脊髄の損傷が原因で死亡した事件への激しい抗議行動を受けて市内全域に出していた夜間外出禁止令を解除した。動員されていた数千人の州兵が撤収を開始した。
市当局は4月28日、グレイさんの死に抗議するデモ参加者が暴徒化したため夜間外出禁止令を出した。同禁止令は4日まで続くとされていたが、ローリングスブレイク市長は3日朝、短文投稿サイトのツイッター(Twitter)に外出禁止令の必要がなくなったと書き込んだ。午後10時から翌朝5時までの外出禁止令は店舗やレストランの営業に大きな打撃を与えるとして、その解除を求める声が高まっていた。
グレイさんは4月12日に警察車両の後部座席にいた際に脊髄に重度の損傷を受け、その1週間後に死亡した。(c)AFP